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31話 くりいむレモン「森山塔ベストヒット そうかもしんない」
夕日が差しかかる公園を一人の少年が歩いていた。彼は、足元に何かを見つけて立ち止まる。そこに落ちていたもの、それは本物の拳銃だった…!
拳銃を手に入れた少年は、その力を性衝動を満たすために利用し始める。まず最初に、電車に乗り合わせた女の子が犠牲になった。女の子に銃を突きつけ、フェラチオを強要する少年。嫌々ながらも、拳銃の怖さに少年のモノをくわえる女の子。
次の舞台は公園。ここでも少年は、散歩にやって来た女の子を脅し、園子に愛の告白をしようとしていた青年の前で犯してしまう。
次は喫茶店。女子学生にパフェを使ってオナニーをさせたあげく、ウェイトレス共々、男子学生に犯させて視姦する少年。
止めはTV局。キャスターを犯す少年の異常な犯罪はそのまま放送されてしまうのだった。 |
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32話 くりいむレモン「亜美・それから 第1部〜哀しみの中で〜」
アイドルか主として歩き始めた亜美。そんな亜美が、初コンサートを開催することになった。その日を間近に控え、レッスンに熱中する亜美。しかし、その心の中は今も兄・ヒロシに大きく支配されていた。それというのも、そのコンサートを観るため、遠くロンドンにいる兄が日本に帰ってくるからだった。希望に胸を膨らませる亜美に、不吉な影がさす。あのプレイボーイの河野が父親の持つ、芸能プロダクションの若社長として、亜美のコンサートをプロデュースすることになったのだ。さらに、それに追い討ちをかけるような事実を亜美は知ることに…。
それはヒロシが婚約者を連れて知らぬ間に日本に帰国していたことだった!
茫然自失の亜美は、彼女に憧れを抱いていた中西と一夜を共にしてしまうのだった…。 |
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33話 くりいむレモン「亜美・それから 第2部〜忘れたいのに〜」
見慣れないベッドの中、全裸で朝の目覚めを向かえる亜美。そこは中西の部屋だった。一夜明けても、ヒロシの婚約のショックは亜美の心を掻き乱していた。そして、コンサートへの意欲も失ってしまう亜美。
強引に中西の元から連れ出された亜美に、ホテルの一室を与える河野。だが、その河野は、既に秘書のユキと愛人関係にあった。ユキの亜美に対するジェラシーを静めるため、愛車の中で激しいSEXに興じる河野。
翌朝、割り切れない心のまま臨んだレコーディングが上手くいかない亜美は、化粧室の鏡に映つるじぶんの憔悴しきった顔を見て驚く。
その夜、コンサート会場が武道館になったことを知らせに着た河野を求める亜美。そんな亜美に河野は衝撃的な一言を囁いた。「コンサートが終わったら、結婚しよう」 |
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34話 くりいむレモン「亜美・それから 第3部〜抱かれたいのに〜」
意外にも河野からプロポーズされてしまった亜美の心は激しく揺れる。そして、一時的にせよ河野に身を寄せる亜美だった…。
それが河野の計算だったように亜美のレッスンは上手くいくようになった。そんな亜美が、親友のさとみと今日子に打ち明ける。「誰か、自分を支えてくれえる人間がの愛が欲しい…。ひとりぼっちは嫌だ」と。
河野は、ユキとオフィスで抱き合いながら結婚という言葉に何の意味もない、と嘘ぶいていた。そんなことを知らない亜美は、そのユキにライバル意識をちらつかせて見せる。
母親の口から、亜美の婚約を聞いたヒロシは、意を決して亜美に会いに行く。ようやく、義兄との束の間の再会を果たす亜美。ヒロシと再会後、亜美は吹っ切れたように河野のプロポーズに答え、一人にしないでくれと、河野の身体を求めるのだった…。 |
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35話 くりいむレモン「亜美・それから 第4部完結編〜微笑みの中で〜」
博から明確な言葉を得られないと知った婚約者ジャクリーンは、日本を去っていった。間もなくコンサートも終了という時、亜美はヒロシの姿を会場にみつけ、動揺する。再会のとき、ヒロシはコンサートの後、絵画館前で亜美を待っていると言い残していたのだ。
人々が見守る中、亜美がアンコール曲「去り行く日々」を歌う。そのままヒロシの元へ向かおうとする亜美を愛車に乗せて絵画館へ送る河野。「亜美、好き…なんだ」
待ち焦がれたヒロシのその言葉に、未だかつてなかった清やかな表情を見せる亜美。「見えない糸で、がんじがらめだったのが、今、解けたわ。…わたしは私、もう誰にもしばられない…!」そう言うと、亜美は二人に背を向けた。 |
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36話 青い性〜アンジェ&ローズ
夏休みを利用して、遙々日本からカナダへやって来た少年・としや。彼は、カナダの田舎町で牧場を営む叔父の江藤に招かれ、叔父の家でホームステイすることになっていた。
遠い異国を訪れながらも、携帯用ゲームに熱中するとしや。彼が訪れた江藤家には、江藤の妻でブロンド美人のローズ、長女・アンジェ、次女・エディという3人の女性がいた。としやを温かく迎え入れる叔母と次女。ところが、長女のアンジェはブロンドヘアー対するコンプレックスから自分と同じ黒髪のとしやに爪得たく接するのだった。
そんなある日、偶然としやは叔母ローズが自身を慰めている場面を目撃する。それは、夫婦仲の上手くいっていない叔母が、欲求不満のためにしている行為だった。
それをきっかけとして、としやはこの夏、カナダで様々な体験をすることに。そして、その体験を通して、男として肉体的にも精神的にも成長するのだった・・・。 |
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37話 続・黒猫館
法律事務所を経営し、中流家庭の長である中年の村上正樹はある朝、朝刊に家庭教師を募集する"黒猫館"の求人広告を見つける。村上の脳裏に蘇る30年前、軽井沢の鮎川家で過ごしたときの記憶、それは忌まわしくも芳しい耽美な魅力に満ちた一時だった。火事で焼け落ちたはずの屋敷、通称"黒猫館"が、何故今、東京の武蔵ヶ丘に?疑問に思いつつも館を訪れた村上は、30年前と変わらず若く美しい女主人・冴子とその娘・亜理沙、そして老若二人のメイドに迎えられる。誘われるままにワインで再会の祝杯を上げた村上は、いつしか自身も若返っていることに気づく!?
再び性に溺れる日々を過ごす村上。だが、その心の中にはいくつかの疑問が渦巻いていた。冴子が歳をとらない理由。そして彼女が言った「人は生き続けるために死んでゆく」という意味。そして若いメイドが止めるのも聞かず、隠し部屋に踏み入った村上はついに"黒猫館"に秘められた真実を知る。 |
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38話 DARK 〜ダーク〜
嵐の中、旅行好きの画学生ニールは"悪魔の森"と呼ばれている森の中で立ち往生している聖マルコ神学校の生徒・ネッドと出会う。
落雷で軍を失った二人の前に一台の馬車が現れ、二人はハイアムという男に森の中の屋敷へと案内される。高価なアンティークドールが飾りたてられた不思議なその屋敷には、人形のように若く美しい屋敷の主人、マリアと明度のベスが住んでいた。しかしその夜、ネッドはマリアに魅入られ、悪魔の子を産むための行為を強いられる。同じ頃、ニールは、一目惚れしたベスに接近していた。悪魔の化身・マリアは、ネッドの射精が子宮に届かなかったため、彼を殺して夕食の料理にしてしまう。そんなこととは露とも知らないニールだったが、夕食後寝室に現れたマリアは真実を語り、彼にSEXを強要する。その危機を救うベス。ネッドが所持していた聖なる麻布でマリアを退け、逃げ出すニールとベスだったが・・・。 |
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39話 旅立ち ー亜美・終章ー
義兄・ヒロシとの許されざる恋に心を痛め続ける高校3年生の少女・亜美。アイドルとしての仕事、大学進学、そして両親の離婚話とさまざまな悩みを抱えながら亜美は高校生活最後の夏休みを迎えていた。そんな彼女にとって一番ショックだったのは、イギリスに留学中のヒロシが一時的に帰国した際、二人の関係を終わりにしようと言われたことだった。ヒロシの本心が判らずに落ち込んでいる真美を励ますために、親友のさとみを今日子が一週間後に控えた亜美の17歳の誕生日を札幌で祝う計画を立てた。ヒロシに対する思いに揺れながらも、アイドルとしての生活や河野との不透明な関係に終止符を打つ亜美。旅行の前日、亜美は義兄の部屋で自分の幼い頃の写真を見つける。その写真には「もし、亜美が妹でなかったら・・・」というヒロシの確かな思いが書き添えられていた。それは亜美が求め続けていた答えだった。翌日、亜美はヒロシのいるイギリスへと旅立って行った。 |
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